looopでんきは家計の救世主になるかそれともやばいサービスなのか?

looopでんき評判 契約してよいか?慎重になるべきか?

今回は結論から先に書いてしまおうと思います。以下にあてはまる方にはlooopでんきはおすすめしません。

  • 平日日中に多くの電力を消費する
  • 電気代が時期によって大きく変動するのは避けたい
  • オール電化住宅
  • ポイント還元やセット割などを利用したい
  • アプリの使い勝手が良くないのは困る
  • クレジットカードを持っていない
  • 経営状況が安定していない会社は不安

本稿はこの結論に至る理由をlooopでんきに関する口コミや様々な情報から検証するものです。

looopでんきの何がそんなにやばいのか?

2024年が明けてから急激に「looopデンキやばい」とgoogle検索する人がふえています。

昨年12月では月当たり590回くらいの検索数だったのが一気に1000回へ増え2月にはさらに2900回へと急増しています。 一体何が合ったのか?looopでんきの何がどうやばいと騒がれているのか? 本稿ではlooopでんきに関する多くの口コミや評判からその辺りを検証してゆきたいと思います。

またそれを踏まえてlooopでんきを選択すべき人、そうでない人を考えて見たいと思います。

何はともあれまずはlooopでん気についての口コミ、評判を見てみましょう。

looopでんきに関する口コミ評判をざっと見ておこう

まずは悪い口コミから

1.電気代が時期によって高くなることがある

2.燃料費調整額の影響で、電気代が大きく変動する。

3.冬場は電気代が高くなるので、家計が苦しい。

4.オール電化住宅向けのプランがない

5.オール電化住宅向けのプランがないので、選択肢が少ない。

6.他の電力会社では、オール電化住宅向けのプランが充実している。

7.ポイント還元やセット割が少ない

8.ポイント還元やセット割が少ないので、お得感が少ない。

9.他の電力会社では、ポイント還元やセット割が充実している。

10.支払い方法はクレジットカードのみ

11.支払い方法はクレジットカードのみなので、選択肢が少ない。

12.銀行振込や口座振替にも対応してほしい。

13.アプリの使い勝手が悪い

14.アプリの使い勝手が悪いという意見もある。

15.アプリの改善が求められている。

続いて良い口コミは

1.基本料金0円で分かりやすい料金体系

2.基本料金がないので、電気使用量が少なくても安心。

3.料金プランがシンプルで分かりやすい。

4.アプリで電気使用量をリアルタイムで確認できるので節電しやすい

5.リアルタイムで電気使用量を確認できるので、無駄な電気を使わないように意識できる。

6.アプリで家電ごとの使用量も確認できるので、節電対策に役立つ。

7.節電チャレンジ機能で電気代を節約できた

8.節電チャレンジ機能で、目標達成に向けて節電に取り組める。

9.節電できた分、電気代が節約できるので、家計に優しい。

10.翌日の電力量料金を予測する「でんき予報」機能が便利

11.翌日の電力量料金が分かるので、電気使用量の計画が立てやすい。

12.高い時間帯の電気使用を避けることで、電気代を節約できる。

13.契約期間の縛りがないので安心

14.契約期間の縛りがないので、いつでも解約できる。

15.他の電力会社と比較検討しやすい。

大体イメージはついたかと思います。

ただ「looopでんきやばい」との検索している人はもっとなにか心配なことがあるのではないかとも感じます。普通「やばい!」という語にはサービスに対する不満を超えて根本的な不安や不信感がなければ遣わない言葉だと思います。

口コミ以外に調査が必要と思い調べてみたので項をあらためて説明しましょう。

looopでんきの経営状況に対する不安

Looopでんきは、2022年度に約10億円の赤字を計上しました。これは、燃料費調整額の高騰による影響が大きいためです。

そこでLooopでんきには倒産のリスクがあるのではないか?という不安が増大しているのです。

ただこれはlooopでんきに限ったことではなくいわゆる電力自由化によって新規サン美優したいわゆる新電力会社すべてに共通していえることです。実際この記事を執筆している2024年4月7日現在でも参入後撤退を余儀なくされた事業者は大変多くあります。

2024年4月7日現在、電力自由化開始時に登録されていた706社のうち、144社が廃業・サービス停止しています。これは登録数の約20.4%に相当します。

内訳

  • 2020年: 5社
  • 2021年: 15社
  • 2022年: 54社
  • 2023年: 60社
  • 2024年: 10社

以下はその一例です。

会社名 廃業・サービス停止日 負債総額
ハッピー電 2020年4月1日 約35億円
エルピオ株式会社 2020年4月7日 約128億円
株式会社アイスタイル 2020年5月14日 約12億円
未来電力株式会社 2020年6月15日 約43億円
株式会社ウィズダム 2020年7月22日 約10億円
株式会社アセットマネジメントone 2021年1月14日 約45億円
株式会社スタイルパワー 2021年3月22日 約23億円
株式会社イーレックス 2021年4月26日 約11億円
株式会社クリエネ 2021年5月10日 約22億円
株式会社ネクストエナジー 2021年6月22日 約40億円

詳細をお知りになりたい方は経産省資源エネルギー庁のサイトで確認できます。

みんな電力市場の価格変動リスクを十分に把握できていなかったと言っています。

燃料費調整額は、電力市場における燃料価格の変動を反映した料金であり、looopでんきだけでなく、全ての電力会社で電気代に反映されます。燃料費調整額が今後も高止まりする場合は、looopでんきの経営状況が悪化する可能性はこれらの例と同じく0とは言えないと思います。

looopでんきの収益化改善への取り組み

ただlooopでんきは、電力小売事業以外にも、電力卸売事業や電力関連サービス事業などに取り組んでいます。これらの事業が成功すれば、収益源が 多様化され、経営状況が安定します。

looopでんきが倒産する可能性は、ゼロではありません。しかし、現時点では倒産が確実であるとは断言できません。Looopでんきが今後どのような経営戦略を展開していくのか、注目する必要があります。

また倒産までいかなくても突然サービスを終了してしまうのではないかという不安もあります。サービス終了した場合、契約者は他の電力会社への乗り換えが必要になります。

 

looopでんきの顧客対応について~それはないんじゃない!?

かつてlooopでんきには料金プランとして「おうちプラン」というのがありました。多くの利用者が契約していたプランです。

しかしlooopでんきは2022/9/28にニュースリリースで【重要】「Looopでんき」新料金プランへの移行に関するお知らせと題してこのプランを廃止し後で説明する「スマートONE」プランに移行すると発表しました。

で実際2022/12の検針から新プランに強制的に移行しました。問題は

2.新料金プランへの移行について
新料金プランへの移行に対して、お申し出がなかった場合は同意をご了承いただいたものとして、2022年12月1日以降の検針日より新料金プランへ移行させていただきます。
同意いただけない場合は他の電力会社へ切り替えのお手続きをしていただけますようお願いいたします。

という部分です。

webページのお知らせだけの告知でこのような利用者の電気代に直結する重要な変更を済ませてしまうところに顧客対応のひどさを感じます。

我が家では、電気料金を第二電力のlooopでんき(ループでんき)にしています。ですが、この頃の電気料金高騰に伴い、毎月1万円ほどだった電気料金が、6万円ほどまで跳ね上がってしまいました。

好奇心倶楽部より引用

これは好奇心倶楽部というブログを運営されている方の体験談です。同じ条件ものと大手電力会社との料金シュミレーションで比較したところ38000円という結果だったそうです。

このように利用者の生活に直結する重要な事項についてユーザーに十分なコンセンサスを得ない運営はやはり「やない」と思いますが、読者の方はどうお感じになられるでしょうか?

以上一旦ここまでを整理しておきます。

looopでんきの評価、利用者がlooopでんきやばいと感じている事

1電気代が高い

燃料費調整額の影響で、電気代が大きく変動する。

冬場は電気代が高くなる傾向があり、家計を圧迫する可能性がある。

他の電力会社と比べて、電気代が割高だと感じる人もいる。 

2サービス内容が不満

オール電化住宅向けのプランがない。

ポイント還元やセット割が少ない。

アプリの使い勝手が悪い。

支払い方法はクレジットカードのみ。

顧客対応が不十分

3会社への不安

経営状況が安定していないのではないかという不安。

倒産してしまうのではないかという不安。

突然サービスが終了してしまうのではないかという不安。。

looopでんきの電気代の上昇について

先にも説明したようにlooopでんきの料金は、燃料費調整額や卸電力価格に連動するため、時期によって変動します。

2023年後半以降、燃料費調整額の高騰や電力需給の逼迫により、電気代全体が上昇しており、looopでんきも例外ではありません。

大手電力会社の値上げ幅と比較しておきます。

時期 Looopでんき 東京電力 関西電力 中部電力 北陸電力 九州電力 中国電力
2022年4月 7,235円 8,492円 8,302円 8,154円 8,264円 8,472円 8,422円
2023年4月 7,445円 8,492円 8,302円 8,154円 8,264円 8,472円 8,422円
2023年6月 7,895円 8,842円 8,552円 8,404円 8,514円 8,722円 8,672円
2023年8月 8,345円 9,192円 8,802円 8,654円 8,764円 8,972円 8,922円
2024年4月 8,895円 9,542円 9,052円 8,904円 9,014円 9,222円 9,172円

経産省資源エネルギー庁HPより

looop電機を選ぶメリット

  • 基本料金が0
    • これは電気代を節約したい人にとって大きなメリット
  • 時間帯によって電気料金が変動
    • 深夜帯に多くの電力を消費する生活習慣であれば、電気代を大幅に節約できる
  • アプリで電気使用量をリアルタイムで確認できる
    • 節電対策に役立つ
  • 契約期間の縛りがない
    • 気軽に乗り換えられる

looopでんきのデメリット

  • 電気代が時期によって高くなることがある
    • 燃料費調整額の変動によって、電気料金が大きく変動する可能性がある
  • オール電化住宅向けのプランがない
    • オール電化住宅では、Looopでんきよりも他の電力会社の方が安くなる可能性がある
  • ポイント還元やセット割が少ない
    • 他社と比べて、顧客向けのサービスが少ない
  • アプリの使い勝手が悪い
    • 使いにくいという声が多い
  • 支払い方法はクレジットカードのみ
    • クレジットカードを持っていない人は、利用できない
  • 経営状況が安定していない
    • 将来、倒産する可能性も考えられる

では次に現行のlooopでんきのサービスについて気になる点をみておきましょう。

Looopでんきは一人暮らしの場合電気代は割高になるか?

Looopでんきが一人暮らしの場合電気代が割高になるとの指摘は、必ずしも正しいとは言えません。

まず知っておく必要があるのはlooopでんきのプランについてです。

Looopでんきの料金プラン

Looopでんきには、かつて2つの料金プランがありました。説明の便宜上2つとも紹介しておきます。

おうちプラン(廃止済みなので注意下さい)

基本料金:0円

電力量料金:時間帯によって変動

平日午前9時~午後11時:27.86円/kWh

平日午後11時~翌朝9時:22.00円/kWh

土日祝日:22.00円/kWh

従量電灯B(大手電力会社と契約するときに一般家庭で契約するプランがこれ)と比べて、電気使用量が少ない場合は安くなる可能性がある

電気使用量が多い場合は、従量電灯Bよりも高くなる可能性がある

 

スマートタイムONE(現時点では唯一のプラン)

基本料金:0円

電力量料金:時間帯によって大きく変動、燃料費調整額によって毎月変動

平日午前9時~午後11時:40.70円/kWh

平日午後11時~翌朝9時:16.50円/kWh

土日祝日:16.50円/kWh

  • スマートタイムONEは、電力市場の価格変動に連動するため、電気代が時期によって大きく変動する可能性があります。
  • 深夜帯に多くの電力を消費する生活習慣でないと、電気代を節約できない可能性があります。また日中・夜間の電気料金は、従量電灯Bよりも高くなる可能性がある

一人暮らしの場合の電気代を大手電力会社と比較してみると

一人暮らしの場合、電気使用量は一般的に200kWh~300kWh程度です。

夏はエアコンを毎日8時間使用

冬は電気ヒーターを毎日4時間使用

その他、テレビ、冷蔵庫、照明などの家電を使用

こんなもんですね。これで比較してみましょう。

電力会社 プラン名 電気代 燃料費調整額
東京電力 従量電灯B 8,492円 827円
関西電力 従量電灯B 8,302円 784円
中部電力 従量電灯B 8,154円 766円
北陸電力 従量電灯B 8,264円 756円
九州電力 従量電灯B 8,472円 825円
中国電力 従量電灯B 8,422円 806円
Looopでんき おうちプラン 8,242円 754円
Looopでんき スマートタイムONE 6,942円 604円

夜型生活の場合は夜11時以降電気代がぐっと下がるスマートONEを選ぶとかなり電気代の節約になりますがそうでない場合はあまり変化がありません。

まとめ的に。。looopでんきが一人暮らしにおすすめの場合

①基本的に電気の少量が少ない生活習慣

②電気を使う時間帯の中心は夜11時以降

これらの生活習慣があてはまる人はlooopでんきは電気代の面では良い選択といえます。

looopでんきが一人暮らしにおすすめできない場合

①一人暮らしであっても昼間からガンガンにエアコンや電気温水器など、電力消費量の多い家電を頻繁に使用している人

②深夜帯に多くの電力を消費しない生活習慣の人

looopでんきが一人暮らしの場合電気代が割高になるとは限りません。ご自身の電気使用量や生活習慣に合わせて、Looopでんきが自分に合っているかどうか判断する必要があります。

looopでんきのカスタマーサポートに関する口コミ・評判

looopでんきのカスタマーサポートに関する口コミ・評判は、良いものと悪いものが混在しています

良い口コミ・評判

  • 電話が繋がりやすい
  • 対応が丁寧で分かりやすい
  • 迅速に問題を解決してくれる

悪い口コミ・評判

  • 電話が繋がりにくい
  • 対応が遅い
  • 問題が解決しない

looopでんきのカスタマーサポートの特徴

  • 電話、メール、チャットで問い合わせ可能
  • 電話受付時間は平日10時~18時
  • メール・チャットは24時間受付
  • FAQページはそれなりに充実

looopでんきのカスタマーサポートへの問い合わせ方法

looopでんきのセット割・オプションプラン

口コミにもあるようにlooopでんきはオール電化には対応していないしセット割やポイント還元率も決した高くないところがあります。

選択できるものとしては以下くらいです。詳細は公式ページより

looopでんき+ガス

  • 電気料金: 従量電灯Bプランより1円/kWh割引
  • ガス料金: 都市ガス料金プラン「looopガス」適用
  • 契約方法: looopでんきとlooopガスの同時契約
  • 注意事項: 電気とガスの同時使用が必須

オプションプラン

  • looopでんきでは、以下のオプションプランも提供しています。
    • 電気代をポイントで貯められる「looopポイント」
    • 電気使用量を可視化できる「looop見えるでんき」
    • 電気自動車の充電に特化した「looopでんきEV」

looopポイント

  • 電気料金のお支払いに充当できるポイントを貯められるプラン
  • ポイント還元率: 1%
  • 貯めたポイントの有効期限: 3年間

looop見えるでんき

  • 電気使用量をリアルタイムで確認できるプラン
  • スマホアプリで簡単に使用量を確認
  • 節電対策に役立つ

looopでんきEV

  • 電気自動車の充電に特化したプラン
  • 深夜時間帯の電気料金がお得
  • 電気自動車の充電に最適な時間帯を通知

looopでんき評判:総括

・平日日中に多くの電力を消費する人や電気代の変動を避けたい人にはおすすめできない
・オール電化住宅向けのプランがなく、ポイント還元やセット割などの特典も少ない
・アプリの使い勝手が悪く、支払い方法はクレジットカードのみである
・2022年度に約10億円の赤字を計上しており、経営状況に不安がある
・燃料費調整額の高騰により、倒産のリスクも懸念されている
・顧客対応に問題があり、重要な変更をユーザーに十分に周知していない
・基本料金が0円で、アプリで電気使用量をリアルタイムで確認できるメリットがある
・夜間や土日祝日の電気料金が安いプランもあり、生活習慣次第で電気代を節約できる
・一人暮らしの場合、電気使用量や生活習慣に合わせて選ぶ必要がある
・カスタマーサポートの評判は良いものと悪いものが混在している
・ガスとのセット割引やオプションプランも提供されている

 

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